近年起こった東日本大震災、熊本地震、能登半島地震においては、 避難所において、障害者や高齢者などとともに、妊産婦、乳幼児を持つ母親を含めた多数の女性たち、こどもへの配慮が課題となりました。こども女性ネット東海は、男性目線だけでなく、こどもと女性目線を加え誰にも安心な避難所運営を目指します。またこどもの権利を保障します。
限られた空間において、こどもや女性にも配慮した避難所運営について、避難所開設訓練を行い、今後の体制づくりなどに活かしていきます。
主催:こども女性ネット東海
協力:愛知学泉大学、岡崎市
日時
2024年12月1日(日) 13時~16時半
会場
愛知学泉大学岡崎キャンパス
〒444-8520 愛知県岡崎市舳越町上川成28
内容
12:30~13:00 受付
13:00~13:05 趣旨説明
「こどもと女性目線で誰にも安心な避難所~落ち着いてからでは遅い~」
藤岡喜美子 一般社団法人こども女性ネット東海執行理事
13:05~13:40 講話
「誰一人取り残さない安心避難所開設訓練~こどもと女性目線で~」
小山内世喜子さん 一般社団法人男女共同参画地域みらいねっと代表理事
13:40~14:45 訓練
1. 災害発災直後の避難所開設訓練
運営者役の人が避難所を開設し、高齢者、障害者、妊婦、こども、外国人などの役を受
け持った被災者役の人を避難所内に受け入れていく。
2. 災害発災後3日後ぐらいを想定し、避難者による避難所の改善訓練
3. 各班の改善状況の共有
14:45~16:25 訓練全体の振り返り
16:25~16:30 任意の小規模避難所運営基本方針
講師プロフィール
●小山内世喜子さん
一般社団法人男女共同参画地域みらいねっと代表理事
1995年第4回世界女性会議NGOフォーラムに参加。以後、男女共同参画社会づくりに取り組む。2007年から青森県男女共同参画センターを指定管理者として運営、副館、館長を務める。2017年から現職。東日本大震災以降「防災と男女共同参画」をテーマに防災人材育成研修やジェンダー視点を取り入れた防災教育、避難所運営訓練を市民・若年層・行政職員などのべ 30,000人以上を対象に全国で実施。参加者の主体性を尊重した「誰一人取り残さない」地域づくりにも貢献。今年1月の能登半島地震以降、6回にわたって被災地穴水町などの被災者支援に入り、避難所の開設、運営にも携わる。第 5 回ジャパン SDGs アワードにて「特別賞」受賞。国(内閣府、文部科学省)の有識者会議委員も務める。青森市在住。
●藤岡喜美子
一般社団法人こども女性ネット東海執行理事
公益社団法人日本サードセクター経営者協会執行理事
児童施設危機管理アドバイザー
防災士
東京海上火災保険(株)に入社し、台風や火災等の事故対応を行う。退社後地域のボランティア団体を複数立ち上げる。30代で婦人会長を務めるとともに日本赤十字社の研修受講の経験を活かし、防災・減災の活動を行う。その後町議会議員を務め、消防組合議員を務める。特定非営利活動法人市民フォーラム21・NPOセンターにて、NPOの起業支援・経営支援を行う。災害ボランティアコーディネーター養成講座受講後2000年東海集中豪雨では、新川町などでボランティア活動を行う。2011年東日本大震災発災後は、仙台にマンションを借り沿岸部を支援する。被災者63名の起業支援を行った。特定非営利活動法人アレルギー支援ネットワークと連携し、東北の被災地のアレルギーのこどもへの支援。住友理工株式会社と協働にて、南三陸町の被災者への起業支援、被災者の就労支援を行う。2016年熊本地震では、地震発災後3日後に熊本でこどもや女性のNPO活動をしているNPO等のリーダーに声をかけ「熊本こども女性ネット」の立ち上げ支援をおこない、その後、声をあげにくい、妊婦・乳幼児・こども・女性の安心をつくるために、被災地のこどもや女性の支援をしているNPOと連携し支援を行った。南海トラフが心配される東海地域で、自分事として防災・減災に取り組む必要性を強くし、想いを同じくする仲間と一般社団法人こども女性ネット東海を設立し、こども女性目線の任意の小規模避難所のネットワークづくり、女性防災リーダー養成を積極的に行っている。
お申込み
お申込みは終了いたしました。
コメントを残す